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ホストに恋

第31章 31


大学で、美羽の姿が見えれば目で追うようになる

サークルも毎日顔を出すが、美羽わなかなか現れなかった

「はぁ…」

「どうした雅哉!!」

部長が声をかけてきた

「彼女…来ないっすね。」

「美羽?」

「はい」

「あぁ…試験だからな。」

「やっぱり彼女も医者志望ですか?」

「美羽の親わ、大学病院の医師で、一人っ子の美羽にわ選択肢が決められていて、」

「そうなんすか…」

「試験が終われば顔出すよ。」

「部長…相手頼みます」

「よし!やるか」

汗を流し限界までラケットを振った

「雅哉…もう終わりな…疲れた。」

「はいっ…部長先帰っていいですよ!!ありがとうございました」

「ぢゃ、またな、カギ頼むよ!!」


先に帰る部長

雅哉わゆっくりシャワーを浴び時計が9時を回る

大学内わ、静まり返っていた。

雅哉わ荷物を持ち自転車置き場に行く。


ふと、学生駐車場に目をやると、美羽が見えた。

走り寄る雅哉……
しかし…美羽わ一人でわなかった…

…誰だよ…
暗くて見えない…

ギリギリまで近付く雅哉


…声が聞こえてきた


「どうして……」


「妻に…バレそうなんだ…別れてくれないか美羽…」

「奥さんとわ、離婚するって言ったぢゃない…」

「……妊娠したんだ…妻が……」

「そんな!?…奥さんとわ、もうしばらく関係わないって言ったてたでしょ…」

「悪かった…」

「ひどい…初めから騙すつもりだったのね…許さない…」

「美羽…子供ぢゃないんだ、このことわ2人だけの中でおしまいにしよっ…な…」

……教授!?
……そんな…不倫かよ…

「ひどいっ……」

泣き出す美羽

「もう、話しかけないでくれよ…」

「………はい」

…カシャ

フラッシュが2人を照らした

「何をしてる!!」

教授が近づいてきた


「今の、動画と写メ、バッチリ収めましたから。」

「よこしなさい!!」

「君わ…池田くん!!」

「覚えていてくれてありがとうございます。」

「君!!」


「明日…写真部にこれ持ち込みます。」

教授が殴りかかってきた。


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