テキストサイズ

ホストに恋

第31章 31


「いってぇぇ…」


「まったく……なんであんなこと…教授わ、レスリングと空手の顧問よ…」

「…そっか…どおりで…ハハハ」

美羽が雅哉の頬に水で濡らしたハンカチをあてる

「大丈夫?」

「平気、平気…」


「変なとこ見られちゃったね……」

「…不倫…?」


「なんでだろ……いろいろ話し聞いてもらってくうちに……私…バカだね…」

「うん、バカだよ、あんな男に……」

「うん……」

涙が頬を伝う

「こんな顔…親御さん見たら驚くよね…ごめんね」

「両親いないから平気…それより、美羽さんが……」

「私なら…もう大丈夫。目が冷めた…池田くん。ありがとね、送るわ。」

車のドアを開ける

「あ…ありがとうございます。」

車に乗り込む雅哉

…明日わ電車にすっか……

「家まで、案内してね。」

「あ …はい」


「池田くん、ご飯わ?」

「まだ…です」

「私もなの。付き合わない?」

しばらく車を走らせ、オシャレな店につく

「行きましょ。」



席につくと、美羽が雅哉の頬を触る

「痛いでしょ…本当にごめんなさい…」

「平気ですから!!」

「好きなもの食べてね、おごるから!!」

「いえ!!自分のわ払います!!」

「クスクス…池田くん真面目なのね!!」

「…そんなこと…ないです…」

「はぁ…スッキリした!!ありがとう池田くん!!」

「綺麗なんだし、もっと楽しい恋できると思う……不倫なんかしちゃダメだ!!自分が傷つくだけだ!!」

「優しいんだ…池田くん…」

「…………そんなことないよ。」


食事をし家まで送ってもらった




拓哉に終始いろいろ聞かれたが答えなかった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ