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ホストに恋

第32章 32


「翔太!!拓哉大丈夫?」

「あぁ…しばらくゆっくり休ませないとな!!ずっと店立たせちまってたからな………」

「でも、拓哉…翔太のそばに居たいんだよ…」

「店、気使うんだよ、結構……」

「翔太…」

太一が翔太を見る

「俺も、隣に居て欲しいんだょ……クソ」

「体力が低下してるんだね、きっと。」

昼休み、拓哉に弁当を届ける太一

「拓哉!!弁当!!」

「太一………翔太わ?」

「今ピークでさ!!ごめん、俺もすぐ戻らなきゃ!!」

「後でも良かったのに……翔太が時間空いてからでも…その方が良かった…」

「拓哉……」



玉子焼きだけ食べて、二階にあがる


「翔太…俺、絶対思い出すから。」

瀬戸に電話をする

「拓哉か?どうした?大丈夫か?」

「瀬戸…お願いがある。」

瀬戸を呼んだ


「拓哉!!無理して思い出さなくてもいい。」

「やだ!!翔太とのこと、何も覚えてないなんて!!」

「拓哉…」

「瀬戸…教えて…俺が忘れてしまったこと全部教えてよ…クッ」

泣き出す拓哉


「拓哉…………」


「わかった。俺が知ってることだけ聞かせてやる」

「ありがとう」

「翔太わ、ホストだった頃、初めてお前に会った…………」

話し出すたび拓哉わ
記録した



「今日わここまでな!!」

「ありがとう」

「あんまり無理すんなよ拓哉!! ぢゃな。俺、バイトあっから」

「バイト!?」

「太一に贈り物したいんだよ…」

「頑張って瀬戸」




一人残された拓哉

ゆっくり目を閉じ眠りにつく


「ただいま」


テーブルの弁当を見てため息をつく翔太

「拓哉…」


二階に上がり拓哉を確認する。

「泣いてたのか………拓哉………」

頭を撫でる翔太

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