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ホストに恋

第13章 13


「ん…」

瀬戸が目をさます

「…太一?おい!!いないのか?」

太一としたよな。

下半身なんも身につけてないしな…

起きてリビングに行く…

「太一?」

呼んでも…いない

携帯を取り出す

メールもない

かけてみる

留守電

…何だよ…

…今日、店行くか、

仕事に向かう瀬戸。

病院の前で足が止まる。

…怒ってるよな、拓哉…

謝るか……あいつの悲しい顔だけわ見たくないからな

病室の前に立つ

…コンコン

「はい」

「よ…」

「瀬戸…」

「悪かった、拓哉………」
「……」

「瑠衣にも謝るから…許してくれ」

「…瀬戸、酷いよ、一人の人間に何人もの人間で襲うなんて、瀬戸がそんなことするなんて…」

「拓哉…お前…自分が何されたかわかってるのか…?今なんでこんなとこいるかわかるか?あいつに…」

「忘れたから……」

「はぁ?」

「あのことわ、忘れたから、瑠衣にもそう話したから…」

「なんだよ…それ」

「瀬戸…俺わ…卑劣なやり方わ好きぢゃない!!瑠衣にしたこと、反省して!!謝って!!」
「ふざけんなよ…」

「瀬戸…」

「忘れただと…謝れだと…卑劣?」

「ごめん…言い過ぎた。でも、瑠衣にしたことわ、謝って!!」

「ふざけんなよ…!!」
瀬戸がいきなり拓哉を押し倒した

…!!

「瀬戸…っ…ん」

瀬戸の唇が拓哉に重なる…

「…!?」

「…拓哉…」

「んっ…や、だ…なん…で…」

「卑劣なやり方してんだよ!! むかついた!!」

「瀬戸…冗談だろ…」

布団がベッドから落ち、パジャマの上から…拓哉のものを掴むと馬乗りにされた…

「人呼ぶよ…」

「…構わねーよ」

「やめて…よ…瀬戸……こんなのダメだよ…」

「もう、無理だ!!…ただ見てるなんて、無理だ…んっ…」

唇を重ねる…瀬戸の手が、パジャマの中に入ってきた…

「や…っ…」

…ガチャ

…ドアが開く

瀬戸が慌ててベッドから降り、振り向くと太一が立っていた

「太一…」

「ふぅん…勇作…拓哉と浮気してたんだ。」
「……」

「さいて」

出ていく太一…

追いかける、瀬戸…

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