テキストサイズ

上司と部下の恋

第1章 1

家へ帰ると、玄関に風馬が立っていた。

いきなり明日から出張だと言われ、いろいろ準備があるはずなのに。

「風馬?」

わざとらしく、名前を呼ぶ。

こちらに気がつき、近寄ってきた。

「なな…」

それ以上、何も言わずに、手だけを握る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ