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上司と部下の恋

第1章 1

「中、入ろっか?」

風馬は頷く。

手を握ったまま。

その姿がかわいくて、思わず笑ってしまった。

風馬は不思議に思い、首を傾げた。

「ううん。なんでもない」

二人で、手をつないだまま、部屋に入る。

絶対に離さない。この手を。

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