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想いよ、届け。

第2章 はっきりと。

体育祭当日―



「おはよっ」

「あ、琴音!遅いよ~」



琴音は私の一番の友達。クラスも一緒、部活も一緒で、どこへ行くのも一緒。




この日の私は、行事だからといつも下ろしている髪をポニーテールにしていた。

「今日は体育祭ヘアーかい??」


「そうだよ~」



なんでもない会話で1日を始める私たち。


いつも通りだった。

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