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私の恋は正しいですか?

第18章 カラオケ

私はもはや諦めていた。

どう言ったって大沢には伝わらないのだ。

「大沢…。」

自然と涙は出なかったが、悲しくなかったわけではない。

私は、大沢とこんな関係になることをやっぱり望んでいるわけではないのだ。

「ねぇ、水葉…俺の舐めて。」

私は無言で首をふる。

「なんで?」

「やだから。」

「そんなに嫌い?」

「男の人のは本当に誰のも舐めたいと思ったことはない。」

「お願い。ゴムの上からでいいから。」

「やだ。」

このやりとりは5分くらい続いた。

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