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未「第二の質問、バレンタインデーは好きですか？」

猛「チョコレートとか菓子をいっぱい貰えるから好きっちゃー、好き。
だけど、一か月後のこと思うとちょっと気が重い」

未「一カ月後って？ホワイトデーのこと？」

猛「そう。だれだよ、ホワイトデーは三倍返しとか言い出したの。タダでチョコ食えると思うなよ、ってことだもんな」

未「猛くん、チョコくれた女の子全員にお返し渡してるの？」

猛「まさか。俺一人じゃ無理無理。
だから、俺と滝と暁と恭介でホワイトデーのイベント企画して、女子全員を招待してる。
四人からのお返し、という名目」

未「わぁ……！(きらきら）ちなみにどんな事してきたの？」

猛「特別なことはしてないけどな。大ホール一日貸切って、そこでスイーツバイキング。
去年はビンゴ大会したかな、確か」

未「そのホワイトデーイベントって、もしかしてロイヤルトップに選ばれる前からやってるの？」

猛「うん。恭介が発案者だったか確か？中等部時代で悟った。この量は個人で対処し切れる量じゃないって。
だったら、共同戦線張ろうってことになって」

未「チョコレートくれた女の子達全員にちゃんとお礼したいって考えるのが、四人のいいところだよね」

猛「そうか？単に楽したいだけだと思うけど」

未「私も、今年は皆の企画したホワイトデーのイベントに招待してもらえるのかな？なんちゃって（にこにこ）」

猛「えー、招待しなきゃだめか？（頬ぽり）」

未「え！？あ……（ガーン）ううん、猛くんにも選ぶ権利あるので……」

猛「おい、待て待て！俺の話を聞け！」

未「はい……（しょぼん）」

猛「未結を他の女子たちと一緒くたにしたくないの（赤面しながら頭ぽんぽん）」

未「いっしょ、くた？」

猛「という訳で、ホワイトデーは
俺と未結は二人でデートだな」

未「え、そんなの私だけ申し訳ないよ！」

猛「……（本命相手を義理のその他大勢と同じになんて出来る訳ないでしょーが）」