
ロイヤル&スレイヴ!
第2章 1.ここが土鈴学園
黒髪のショートボブがよく似合うその女の子は……なんというかまぶしい。
そう、美少女オブ美少女って感じ。
大きくてぱっちりした瞳は髪の色と同じ黒で、睫毛はふさふさ、しかも長い。
「学園案内中でーす。っつーか純チャン、首に手ぇまわさないで、苦しいから」
「学園案内?」
大きな目をぱちぱちと瞬きさせ、きょとんとした表情の女の子は、猛くんから手を離して、
「あ」っと、私の方を見た。
「転校生って猛のクラスだったんだー!」
「あ、あのはじめまして。斎宮 未結ですっ」
美少女の襲来とまばゆいオーラに私はかなり圧倒されていて、
挨拶するまでに一瞬の間が空いてしまった。
けど、うまく笑って挨拶ができた気がする。
「はぁーい。私は媛崎 純でーす。よろしくねっ。
そーか、未結のせいか、ウチのクラスの男子達が浮き足立ってたのはー」
「へ!?」
「私、四組なの。猛の隣のクラスなんだよね。
だからかな、朝のホームルームの時間に未結をみかけた男子が結構いたみたいで。
『あの可愛い子は誰だー!』ってちょっとした大騒ぎ」
可愛いというのは私の目の前にいる純ちゃんのことを言うんだと思うんですが……。
「みーゆ。そろそろいこーぜ。んでもって純はさっさと部活行きなさい」
言うや否や猛くんは私の手を引いてくれた。
純ちゃんはむう、と唇を尖らせる。
そんな表情も可愛い。
これぞ美少女のなせる業?
「じゃあ、ね、純ちゃん!」
特別棟に引っ張られるがまま、私は純ちゃんに手を振って別れた。
そう、美少女オブ美少女って感じ。
大きくてぱっちりした瞳は髪の色と同じ黒で、睫毛はふさふさ、しかも長い。
「学園案内中でーす。っつーか純チャン、首に手ぇまわさないで、苦しいから」
「学園案内?」
大きな目をぱちぱちと瞬きさせ、きょとんとした表情の女の子は、猛くんから手を離して、
「あ」っと、私の方を見た。
「転校生って猛のクラスだったんだー!」
「あ、あのはじめまして。斎宮 未結ですっ」
美少女の襲来とまばゆいオーラに私はかなり圧倒されていて、
挨拶するまでに一瞬の間が空いてしまった。
けど、うまく笑って挨拶ができた気がする。
「はぁーい。私は媛崎 純でーす。よろしくねっ。
そーか、未結のせいか、ウチのクラスの男子達が浮き足立ってたのはー」
「へ!?」
「私、四組なの。猛の隣のクラスなんだよね。
だからかな、朝のホームルームの時間に未結をみかけた男子が結構いたみたいで。
『あの可愛い子は誰だー!』ってちょっとした大騒ぎ」
可愛いというのは私の目の前にいる純ちゃんのことを言うんだと思うんですが……。
「みーゆ。そろそろいこーぜ。んでもって純はさっさと部活行きなさい」
言うや否や猛くんは私の手を引いてくれた。
純ちゃんはむう、と唇を尖らせる。
そんな表情も可愛い。
これぞ美少女のなせる業?
「じゃあ、ね、純ちゃん!」
特別棟に引っ張られるがまま、私は純ちゃんに手を振って別れた。
