テキストサイズ

エンドレス

第17章 薫 ー 暗黒の中の光 ー

「ちょっとゴメンね。」

社長さんはそう言うと、突然薫にアイマスクを着けた。

えっ?

何も見えなくなり、再び不安になる。

「大丈夫。心配しないで下さい。行き先を知られたくないだけですから。少しだけ我慢して下さいね。」

変わらない落ち着いた口調・・・

「少しお話しましょう。・・・今日は、これから行く先で、ある方のお相手をしてもらいます。心配はいりません。私が、保証します。」

相手は社長さんじゃない?

「その方からお願いを受けて、条件にぴったりなのですよ、聖愛さんが。」

よくわからない・・・

「いやあ、色々遊んでみるものですね。条件を聞いた時に、真っ先に貴女が思い浮かびましたよ。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ