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エンドレス

第23章 薫の気持ちに応えたい

金曜日・・・

久美と薫のふたりの生活が始まって1週間が経った。
そして、来週の金曜日には、久美の夫が帰ってきてしまう。
永いようで、あっという間に1週間が過ぎてしまった。

明け方に、久美と赤ちゃんを作ろうとした夢を見てしまった薫は、いろいろと考えていた。

久美との同棲生活も、あと1週間しかない・・
こんなに久美を愛しているのに・・

大半の時間、身体を重ねていられたことが、せめてもの救いだった気がする。
8年の歳月を取り戻すかのように、愛し合った。

洗濯を終えた久美が、リビングで思いにふける薫の横にちょこんと座った。

「かおちゃん?どうしたの?」

「ん?何でもない・・」

「元気無いじゃない・・」

「・・あのね・・・」

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