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エンドレス

第36章 禁欲

髪を乾かし寝室に入ると、直哉は既に寝息をたてて眠っていた。

直哉に背を向け、ベッドに入る。

目がさえて眠れない。

身体が疼く。

隣に直哉がいるからオナニーするわけにもいかない。

淫らな妄想が次々と頭に浮かぶ。

薫に抱かれる自分。
薫を抱く自分。
直哉に抱かれる自分。
終いには、直哉と薫と3Pする自分。

性欲を抑え込み、ベッドで悶々と悶えていた。

(まだたった2日なのに・・かおちゃん早く会いたいよぉ・・・)

薫に開花された熟れた身体と淫らな欲望をしきりに抑え込み、眠れぬ夜が更けていく。

禁欲の夜が久美をますます淫らな女に変えていく。

その事を久美自身も含めて、まだ誰も知らなかった。

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