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あたし様とメイドちゃん♡

第1章 プロローグ

「あ、えっと…奇遇だねっ、あははっ。聖奈もお買い物??」
「凛さま…ごめんなさい、無理させてますよね」
「べっ別にそんなことは…」
「だったら、どうしてお店来てくれないんですか?わたしのせい、ですよね。お店来てくれなくなって、メールとか電話もしたのに、繋がらなくなってて…」
「なに、言ってんの?そんなの当たり前じゃない…だって聖奈のこと好きで好きで、でもだめになって、会えるわけないじゃん!電話もメールも、着信拒否にしてアドレスだって消して…諦めようと思ってたのに、なんで…」



「凛さま…あのときは、すぐに返事できずごめんなさい…その、告白…まだ間に合いますか?」


え?一瞬何を言っているのかわからなかった。

「ちょ、何言って…」
「わたし、気づきました。自分の気持ちに。そりゃあもちろん女の子と付き合ったこととか、すきになったこともなかった、ですけど…。凛さまがお店に来なくなって、なんか物足りなさを感じて。だって…あんなに毎日のようにお店来てくれてたのにっ…そしたら、会いたいって思ったんです。凛さまに告白されてから、どこかで意識してたんです」

は…えぇっ??

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