
愛の嵐
第43章 腐れ縁×存在意義=幼馴染
制服を整えてネクタイを緩く結ぶ
掻き乱された髪を手で撫でつける
相「帰ろっか♪」
いつものヘラヘラした顔
何でコイツは普通なんだ?!
何で俺に抱かれたがるんだ?
相「しょ~ちゃ~ん?」
櫻「るせ~よ、聞こえてるっての」
相「も~!最近怒りっぽいね。モテないよ?」
櫻「ほっとけ!」
ペチッと頭を叩いて鞄を担ぎ上げた
俺の気も知らないでコイツは
・・・俺の気持ち?
相「翔ちゃん、部室の鍵閉めて!」
櫻「お、おう」
鞄から鍵を取り出して閉めた
何度ここで相葉を抱いたんだろう
何で俺は強く拒めないんだ
相「今日さぁ、翔ちゃんのパス最高だったよ♪」
櫻「少しタイミング早かっただろ」
相「そんな事ないよ?」
櫻「お前さぁ」
相「ん?何?」
その腑抜けた顔を群がる女子は知らない
俺にしか見せてないって気付いたのはいつだ?
櫻「っ!・・何でもない」
相「言いかけ禁止!教えてよ~」
頭の緩いコイツがモテる意味が分からない
あ~、でも愛想が良くて顔がいいのか
母性を擽るとかも言ってたな
でも彼女達はコイツの容姿に群がっている
相「今日の翔ちゃんおかしいよ?」
櫻「おかしいのはお前の頭ん中だ」
相「ひどっ!」
櫻「ちゃっちゃと歩け!腹減ってんだ」
ゴツンと肩を殴って先を歩いた
相「いったぁ!翔ちゃんのケチ!おこりんぼ!」
櫻「なんだと?」
相「でも好きだけどね~♪」
ニッと俺に向かって笑いかけた
まただ
いつも当たり前のように『好き』だと言う
子供の頃から嫌と言う程聞いてきた
だから慣れていたはずなのに
櫻「好きって言うなよ」
相「なぁに?聞こえないよ?」
呟きは雑踏に掻き消されて届かなかった
掻き乱された髪を手で撫でつける
相「帰ろっか♪」
いつものヘラヘラした顔
何でコイツは普通なんだ?!
何で俺に抱かれたがるんだ?
相「しょ~ちゃ~ん?」
櫻「るせ~よ、聞こえてるっての」
相「も~!最近怒りっぽいね。モテないよ?」
櫻「ほっとけ!」
ペチッと頭を叩いて鞄を担ぎ上げた
俺の気も知らないでコイツは
・・・俺の気持ち?
相「翔ちゃん、部室の鍵閉めて!」
櫻「お、おう」
鞄から鍵を取り出して閉めた
何度ここで相葉を抱いたんだろう
何で俺は強く拒めないんだ
相「今日さぁ、翔ちゃんのパス最高だったよ♪」
櫻「少しタイミング早かっただろ」
相「そんな事ないよ?」
櫻「お前さぁ」
相「ん?何?」
その腑抜けた顔を群がる女子は知らない
俺にしか見せてないって気付いたのはいつだ?
櫻「っ!・・何でもない」
相「言いかけ禁止!教えてよ~」
頭の緩いコイツがモテる意味が分からない
あ~、でも愛想が良くて顔がいいのか
母性を擽るとかも言ってたな
でも彼女達はコイツの容姿に群がっている
相「今日の翔ちゃんおかしいよ?」
櫻「おかしいのはお前の頭ん中だ」
相「ひどっ!」
櫻「ちゃっちゃと歩け!腹減ってんだ」
ゴツンと肩を殴って先を歩いた
相「いったぁ!翔ちゃんのケチ!おこりんぼ!」
櫻「なんだと?」
相「でも好きだけどね~♪」
ニッと俺に向かって笑いかけた
まただ
いつも当たり前のように『好き』だと言う
子供の頃から嫌と言う程聞いてきた
だから慣れていたはずなのに
櫻「好きって言うなよ」
相「なぁに?聞こえないよ?」
呟きは雑踏に掻き消されて届かなかった
