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愛の嵐

第43章 腐れ縁×存在意義=幼馴染

《相葉side》

翔ちゃんの家で朝ご飯を食べて二人で学校へ向かった

櫻「お前大丈夫か?」
相「絶好調♪」

身体も心も軽い
強いて言えばまだ翔ちゃんの感覚が残ってるくらいかな
それが嬉しいって言ったら

櫻「ニヤニヤし過ぎだ、相バカ」

ほらね、怒られた
翔ちゃんは通常運転だね

相「いいじゃん♪めちゃくちゃ幸せなんだから」
櫻「分かったから、引っ張るなって」

手を繋いでも怒られなかった
あれ?おかしいな
いつもなら頭をシバかれるはずなのに

櫻「外では止めろ。家に帰ったら好きなだけ繋いでやるから」

翔ちゃんの砂糖が降ってきた!
キュッと強く握られて離された
調子狂っちゃうよ
甘い翔ちゃんは俺には毒かもしんない

櫻「お前・・・何やってんだ?」

繋いでいた手を大事に抱えて跪いていた
嬉しい過ぎて道端で悶えるのを堪えてます

櫻「さっさ歩け!」
相「いたっ!ちょっ、蹴るの無しでしょ~」
櫻「かな~り手加減してる!」
相「んも~、飴とムチの使い分け間違ってない?」
櫻「そうか?てか、んなつもりね~し」
相「そうなの?!」

先を歩く翔ちゃんの横に並ぶ
校門を抜けて部室に向かう
下級生の挨拶を受けて先を急ぐ

櫻「お前さぁ」
相「なに?」
櫻「着替える時は気を付けろよ」
相「何が?」

トンっと心臓に近い胸の上をつつかれた
何なのか分からなかった

櫻「昨日の痕・・・ここにあるぞ」
相「うそっ!いつの間に?!」
櫻「ん~、覚えてねぇ。ここのお返しだ」

右肩を叩きながら言った

櫻「歯形が痛て~よ」
相「あっ・・・あは」
櫻「笑い事じゃね~よ。着替えは気を付けろって分かったか?」
相「はい!気を付けます」

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