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愛の嵐

第32章 ぎゅう×ちゅう=愛河

松「どれ飲みたい?」

気を逸らさないと押し倒しそう
テーブルに並べる
シャンパン、白ワイン、赤ワイン、ビール

櫻「じゃあ、まずはシャンパンから」

グラスを持ってテーブルに向かう
ソファーに座る翔は落ち着かないのかソワソワしてる
意識し過ぎだってば!
俺にも移るからやめてくれぇ

松「はい、ど~ぞ♪」
櫻「ん、ありがとう」

テーブルに食事も並べて翔の隣に座る
間に一人座れる位の距離が空く
まぁ、そんだけ意識してたら近付かないか
表情と動作が矛盾してんだけどなぁ

櫻「乾杯しよっか」
松「あぁ、そうだね」
松・櫻「かんぱい!」

一気に飲み干して翔を見ると

櫻「これ美味しいね!」

一気に飲み干していた
翔って・・酒弱かったよな
大丈夫なのか?

櫻「グラス空いてるね、はい!」
松「あ、ありがとう。翔もどうぞ」

互いにグラスへ注ぎ合った
他愛のない会話と共に進む食事と酒
シャンパンは直ぐに空になっていった

ねぇ、本当に飲んで良かったの?

櫻「俺さ、潤が大好きなんだ」
松「へ・・はぁ?」

そんなに目を潤ませて
そんなに甘い吐息を吐きながら
そんなに肌を桜色に染めて
なんで腰に抱き付いてるんだ!

櫻「酔ってないよ~?」
松「酔ってるってば!とりあえず座ろっ」
櫻「やら!ここがい~のぉ」

あうっ!顔でグリグリすんの止めろ
ダメだって!
そんな姿見て半勃ちだったのに

櫻「あっ・・・」

ほら、完勃バレた
マジ最悪だよ~
酔っ払いに引かれるのって凹むんだっ・・

松「ちょっ、待って、翔!」

何でベルト外してんだよ
覚束無い手付きで外してしまう
止めようと手を出すと叩き落とされた

櫻「ねぇ、潤は・・俺の事・・・」
松「え?なに?聞こえな・・あっ」

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