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私はベッドから起き上がって窓辺に立ち、外の清々しい空気を両手広げて体内に吸い込んで腕を降ろして。

空に浮かぶ白い月を眺めながら夜の事を思い出す。




まさか。



好きだと気付いた途端、こんな謎解きを残されるなんて思ってもみなかった。




キーワードは‥多分【月】。




流星から最初に届いた言葉は



“月の綺麗な夜、あなたに逢いたい”



だったし。



“満月に逢った理由は何か”



別れ際に告げられた謎の言葉。





どちらも当て嵌まるのは【月】。