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月の綺麗な夜に

第10章 三日月の夜

前菜を頬張りながら“バカ”と言った柚を睨むと



「そもそも、星オタクの事好きっぽいのなんか分かってたし。」



と言われて今度はビックリして目が点になる。



「何で私より柚の方が分かってるわけ?」



「はぁ?そんなのふぉごはふひあ?」


「柚。口の中の食ってから言えって。

何言ってっかさっぱり分からん。」




柚は手で“ストップ”と私の前に手を翳して


ゴクリと呑み込んだ風の仕草をして見せ




「そんなの最初のLINEの時から何となく分かってたけど?」




明らかにさっきより長めの言葉を発した。







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