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月の綺麗な夜に

第10章 三日月の夜

「ご馳走様でした~~♪」


ご機嫌そうにお店を出ていく柚。




「‥‥ご馳走様でしたぁぁぁ」




アニメで良く見るお札に羽が生えて飛んでいくシーン。


それがたった今、私にも見えたような気がするのは気のせいだろうか。


ヒラヒラと空へと永遠の憧れの男性、諭吉が舞って飛んで行ったような気がするぅぅぅ‥・‥。




「ねぇ‥何してんの?」


「え?空へ飛んだ諭吉に手を合わせてんの。」


「意味分からんわ。さっさと車乗れ」






諭吉への追悼式を強制終了され柚の車に乗り込んだ。









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