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月の綺麗な夜に

第10章 三日月の夜

「マママ、マジで!??」



柚からのプレゼントとか、今日夜雨が降るんじゃないよね!??



「マジで。今日のご飯のお礼と成功を兼ねて。」



そう言ってニコリと微笑む柚。



「柚‥・・」




あんたってヤツは‥‥。




「男、紹介とか頼まないよ?」

「うん。それ、返して?」

「ヤダ。バカ。アホ。」




やっぱり下心があったかっ!!




‥・・でも。




「ありがとう。柚」


「さっさと付き合って男バンバン紹介してよね♪」


「うん。断る。」


「ケチ!」



不満そうに、プツブツと文句言いながら柚は車を走らせて去って行った。


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