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月の綺麗な夜に

第11章 見つけてくれた君    *流星side*

―――――――3ヶ月前。





「流星、お前まーた本読んでんの?」


「え?うん。好きだから。」


「本ばっかじゃなくて、女にも少しは興味示せよなぁー」


「慶介と一緒にしないでくれる?」


「はいはーい」



って、言いながらどうせ今も携帯イジってる相手、女なんだろ?


ったく。



「歩く生殖器!!!」



って前のだったか、前の前だったか・・


女が慶介に言ったのが良く分かる。




「お前、今は何読んでんの?」


「夏目漱石」


「ゲッ。ぜってー読まねー」



だろうね。






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