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月の綺麗な夜に

第11章 見つけてくれた君    *流星side*

「良く本ばっか読んで飽きねーよなぁ?」



俺の手から本を取り上げてパラパラと興味無さそうに捲って“ん”と俺に返す。



「慶介も良く飽きないね?

女遊び。」


「だって趣味じゃねーもん。
本能を満たすモノだからねー。
飽きたら人間終わりっしょ」


「人間終わらせられないように、せいぜい気をつけるんだね」



溜息を吐きながら再び本に視線を戻すと




「慶介」




慶介の傍に1人の女性がやってきた。


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