テキストサイズ

月の綺麗な夜に

第11章 見つけてくれた君    *流星side*

少ししてその女性は慶介に手を振って去って行った。



「今の彼女?」


「え?最近出来た女ー。

だけどガード固くて俺には意味がない女かもしんない」


「あっそ。」



ほんまにこいつ、最低だな‥。

自分の友達ながらマジでそう思う。




「あ、そいや雫月も月オタクらしいぜ?お前と一緒じゃね?」


「へ?」


「雫月、さっきの女、月が好きなんだとー。蒼い月がどーのこーの言ってたっけ。俺にはさっぱりー」



「口が悪いのに月好き?」


「口悪いの関係あんの?」


「いや、無いけど。」




‥へぇ。意外。

月、好きなんだぁ。




「俺、月じゃなく星だから。好きなの」


「どっちも一緒ー♪」





ストーリーメニュー

TOPTOPへ