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月の綺麗な夜に

第11章 見つけてくれた君    *流星side*

「ねぇ、雫月ちゃん?」


「何?」


「この無数に広がる星屑と同じくらいの人間が居る中、こうして出逢えるのって凄くない?」



流星は空を見上げながらにこやかな笑みを浮かべて私に言葉を投げる。




「うん。‥‥臭いセリフだな」



「は?“うん”って返事した後、貶すんの!?」



私の言葉に驚きの反応を示す流星をほっといて私も夜空を見上げる。






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