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月の綺麗な夜に

第11章 見つけてくれた君    *流星side*

でも…。




「ありがとう」


「へ?な、何が?!」




突然お礼を言われてキョトンとした表情を向ける流星。




だって。




最初はただ怪しいLINEの文字に気持ちが悪くて仕方がなかった。


まさか慶介の友人だなんて微塵も思ってなかったし。

それこそ全くの予想外だし。



だけど、流星が連絡してくれたからこうして出逢えた。



流星が言葉を届けてくれたから、こうして私は流星と出逢えたんだ。



夏目オタクの星オタクの流星に。





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