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月の綺麗な夜に

第12章 月の綺麗な夜に

あまりの光景に思わず口元を両手で覆って、絶句。



前にテレビで女子アナが“綺麗なモノを見ると声が出ないもんですね!”って言ってたけど、今ならそれが分かる。




見上げた視線の先には‥




「あれが、天の川だよ。」



深い深い、深い黒の中に無数の。

例えるなら本当に夜空のダイヤモンドかのように輝く大粒の星。

その中を薄らと本当に夜空を流れる川のように無数の星々が集まって成す天の川。



その川を泳ぐかのように輝く、はくちょう座。




「すご‥‥・・」




ようやく出た一言。












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