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月の綺麗な夜に

第12章 月の綺麗な夜に

「流星、ありがと!!」



突然の我儘なのに快諾して連れて来てくれた流星に感謝!

これって、星オタクじゃなかったら絶対見れなかった景色だと思う。

だから私と出逢ってくれた事にも感謝だ。





「どういたしまして。」




流星はふふっと笑って、流星の小指を握る私の手を離してスッと“恋人繋ぎ”に変更。



その瞬間、トクンと鼓動が脈打つ。




「同じモノを見て、同じように感動してくてるだけで俺は嬉しいよ」




そう言ってぎゅっと私の手を握る手に力を込める流星に心がジーンと温かくなる。





「私も」





同じモノを同じように感動する相手がいるって事、凄く嬉しい。





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