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占いの館【YES∞NO】

第7章 本能的縦列

神田さんの鎖りを踏み付けるアダム…


その姿を冷ややかな目で見るイブ…



さっきまで、優しく…時にはおどけていた

あの二人とは思えないくらい…冷たく…恐ろしく見える…




「ババア…ハァハァ言って…喜んでるんじゃね〜の?」


アダムは踏み付けていた鎖を手に握ると…


鎖を掴み上げる…



『ぐぇ!!!うっ…あ…』



神田さんの首は…鎖に引っ張られ…今度は上に伸びる…


「おい!!!雌犬…
何で、愛乃ちゃんを…虐める?可愛いから、嫉妬してんのか?」


『…う…ぅ…い…ちが…ぅ』



ジャラ!!!

更に上へ上げる!!!



「はぁ!?聞こえね〜よ!!!」


アダムの声は…空気までも震わせる…



『ひっ!!!…違い…ます』



神田さんも、目隠しされてるとは言え…アダムの声のトーンや怒鳴り方で…


逆らってはいけないと…学習していた…




『ぅ…う…あ…が…ガ』



ギリギリと吊り上げられる首は…

苦しくて…息を吸うのがやっとみたいだった




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