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占いの館【YES∞NO】

第7章 本能的縦列



『…神田さん…どう言う意味ですか…?』



私は…神田さんの、発言に…寒気がした…



『……羨ましい…羨ましい…あんなに…女子に…虐められて…』




神田さんは…目隠しをされていたが…


私の声をたどり…四つん這いで私を向く…



『…虐め…てたの…神田さんじゃないですか…』



私は、神田さんの言葉に疑問しか…なかった…




『…皆、一年…で…終わる虐め…
私だけ……二年も!
好き好んで!虐められてないわよ!!!』



私は、自分でも驚くほど、大きな声が出た…



『はぁ…はぁ…
羨ましくて…羨ましくて…
う…ぅ…ぅぅ…』




神田さんは…
悔しそうに…泣き出した…



「…はは〜ん…
このババア…ホントは…自分が虐め欲しいって…ドM犬か…」



アダムは…
鼻で、神田さんを笑った…



『そう…そうよ…
いままで、長谷川さんを虐めて来た方法は…
私がされたい…虐めよ…』



『うわ〜キモイ!!!キモイ!!!この犬!!!変態だ―――!!!』


イブは…近くにあった一輪挿しを神田さんに投げつけた!!!



ガツン!!!パシャ!!!



陶器で出来た、一輪挿しは割れはしなかったが、中の水と花が神田さんにかかって…少し濡れた…



『ひゃぁ!!!冷たい!!!アアア…もっと…』




『そ…そんな…』



私は…そんな神田さんを見下ろし……




吐き気がしてきた……


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