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13人のドングリたち

第2章 1学期

いよいよ部活が本格的に始まった。練習と言っても最初はボールを投げる基本や体力作りなど地味なことばかりをさせられているだけだった。僕らが体力作りしている間先輩達の練習を見ていた先生からあり得ない言葉が飛び出した。「お前はばかか!」「死ね!」なんてことだ!僕たちはその言葉に絶句した。これから2年ちょっと付き合っていかなければいけない顧問だが出だしから全員に「不安」という2文字が浮かんだ。その日の部活はこれだけで終了した。

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