テキストサイズ

生きたいです

第2章  学校


 「優香様。起きてください。
  朝ですよ!」

 沙耶。私付きのメイド。
 いつもこうして学校に間に合うよう起こしてくれる。
 どうせ行かないんだけどね。

 「ん……んー。後五分だけ待って」

 私は寝起きがとても悪い。

 学校行かないんだから寝ててもいいじゃん。

 「どうしましょう? あ、寛也様。
  優香様が起きられなくてこまっているのですが……」

 悪いと思ってるけど寝むいんだもん。

 仕方ない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ