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生きたいです

第2章  学校


 達哉side

「選ばれた以上がんばろうな!」

 本当は違った。

 俺がわざと優香をバスケのメンバーにさせたんだ。

 いつまでも過去のことを引きずっていちゃダメなんだよ。

 前に進むには優香にとってバスケしかないんだ。

 「出来ない。……私はできないよ! 
  だって……また、失敗するに決まってる。私は皆の期待には応えられない」

 今にも泣きそうになりながら、優香は地面に倒れこんだ。


  

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