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生きたいです

第3章  球技大会


 「あのさ……寛也は私のことどう思ってるの?」

 私は恐る恐る聞いてみる。

 「どうって。俺は優香のこと『寛也君ここにいたんだ! ちょってといい?』

 寛也が何かを言いかけた瞬間。

 体育館に一人の女子が入ってきた。

 どうやら寛也に用事らしい。

 「優香ごめん。ちょっと行ってくる」

 そう言って女子の隣に並んで何かを楽しそうに話していた。



 チクー。





 なぜか胸が痛い。



 私─







 寛也のこと、











 好きになっちゃったんだ。




 

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