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生きたいです

第4章  優しさ


 夜。

 私はどうしても寝付けなくて外を散歩する事にした。

 散歩っていっても屋敷の敷地内だけどね。

 歩いているとバスケのコートに誰かいることにきずき恐る恐る近づく。

 「……達哉?」

 泣いていたんだ。

 あまり人に弱味を見せない達哉が。

 「優香…………」

 気まずそうに達哉は涙をふき下をむく。

 

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