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生きたいです

第4章  優しさ

 俺はその時から仲間と言う存在が嫌になった。

 だから俺はどこの部活にも入らない。

 仲間なんていらないから。

 そう思ってた。

 思っていたかった。

 けど無理だったんだよな。

 

 優香は俺と同じで仲間という存在を嫌ってた。

 だからかな。

 優香を見ていると自分をみているようだったのは。


 でも違ったんだよ。

 
 優香と俺は違う。


 優香は見事に前に進んだんだ。

 バスケから逃げるのをやめたんだ。

 俺には無理だ。

 無理なんだよ。


 

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