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生きたいです

第4章  優しさ

 俺は五年生になり全国でも有名なサッカーチームがある私立の学園から特待生として、スカウトがきた。

 特待生は在学中の学費などは全て免除になる。

 だから、俺は迷わずその学園に転入して療に入った。

 母親と別れて。

 俺は五年生にして初等部のサッカーでエースになった。

 次々と大会で優勝した。

 そして─。

 全国大会のとき。


 普通なら勝てる試合だったんだ。

 でも。

 俺は一人でプレーをしていたから。
 
 チームの皆なんて人数合わせとしかおもっていなかったから。

 俺は負けたんだ。

 その後部の皆は俺を冷たい目でみた。

 その直後。

 母親が倒れて入院。

 いまだに目を覚まさない。

 





 俺のサッカーへの道はそうして幕を閉じた。


  

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