
ずっと好き
第3章 なんで?
「んで、優はどうなの?」
「んー、今日は朝、ぶつかった」
「え、ええええ運命かっ!」
花音は目を丸くして聞いてくる
「久しぶりの大成くん〜はどうよ?受験勉強中は半年くらい会ってないんでしょ?」
「ん〜…そっけなかった。嬉しくなさそ。当たり前か〜…」
はぁ、と大きく溜め息をついてしまった。
「まあ、心配することないよ!驚いてるだーけ!悲しむな〜」
「ありがと…グスン」
思わず泣いてしまった…
夏生といい、花音といい、みーんな、私には優しい友達がいっぱいいるな…
そう思うとちょっと感動しちゃった
「え、泣いてんの!?わ〜辛かったね〜」
「ちがうちがう、ふふ」
「あれ、笑ってる?泣いたり笑ったり、忙しいヤツ〜!」
花音がそういったので2人で笑った
