
ずっと好き
第4章 突然
その頃、お父さんとお母さんーーー…
「…ちょっと無理矢理すぎたかな」
お父さんは、表情を曇らせて、お母さんに言った
「仕方ないわよ、突然だったんだもの。それに、優、大成くんのこと好きよ♪」
「なっ、え、そうなのか…」
そう言うと、お父さんは少し肩を落とした。
「女子の直感♪」
「そ、そうか…。それより、今回のことチカさんたちに迷惑かけるな」
コーヒーカップを持ってそう言った
「大丈夫、チカたちにお世話になりましょ?優も、きっとやっていけるわ」
「そうだな、安心して九州に行こう…」
「そうね、んじゃ、私達も荷造りしましょ」
お母さんは、トンっと机に手をついて立ち上がった
