
ずっと好き
第5章 別れと始まり
部屋にうっとりしていたら、大成が私の荷物を持って近付いてきた
「はい、どいたどいた」
私をよける様に部屋に入って、ベッドの上に私のバッグをいくつか置いた
「運んでくれてありがとう…
それより、この部屋…」
「ああ、お袋がやったみたいだよ。優が来るっつって張り切ってた」
「そっか…ありがと」
「いえいえ、それよりお前、なんでうちの学校に来ーーー…」
大成がそう言いかけた時、1階からお母さんの声がした
「大成くん、ご苦労様〜!優と2人、早くリビングにいらっしゃい〜!」
大成は
「まあいいや、また聞く。行こ!」
と言って、階段を降りて行った
私はと言うと、大成と喋れて舞い上がっていた
てか、「また聞く」って…
そうだよね、これから一緒に住むんだもの
やば…緊張…
