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愛しの茉莉亜

第10章 突然の別れ

病室には綾と二人きりになった。


「松本君…」


綾は僕の手を握った。


僕はその手を払いのけた。


「ごめん、今は一人にしてくれ…」


僕は綾にまで気を使う余裕はなかった。


「分かった。また明日来るね。必要な物あったら連絡して」


そう言って静かに病室を出て行った。



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