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愛しの茉莉亜

第10章 突然の別れ

独りになった僕は、連絡がないかと携帯を見た。


茉莉亜からの連絡はなかった。


病室の天井を眺めながら、もう一度あの時の事を思い出してみた。


よく考えたら、知り合いが死ぬなんて聞けば動揺するし、僕だってとりあえず行くだろう。


なんで茉莉亜を信じて、行っておいでと言えなかったんだろう。


一緒に行ったって良かった。


僕は後悔と自己嫌悪でいっぱいだった。



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