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少年探偵事務所

第12章 なりすましの真相

翌日、美奈と竜一は竜一の彼女を訪ねていた。
彼女の名は、芹沢クルミと言った。
呼び出されたクルミはもう来て待っていた。

「クルミ。」

「なあに?話って?」

クルミは可愛くて大人しい子だった。

「クルミ、なんでなりすましなんかしたんだ?」

「何のこと?」

「聞いているのは俺だよ?」

するとクルミの顔が一変した。そして今までのクルミからは想像もできないような口調で言った。

「あーあ、リュウくんに分かっちゃったか。」

「なんでクルミがこんなことを?嘘だろう?」

するとキッと睨んだ。

「あなたが…、あなたが最近、全然会ってくれないからじゃないっ!」

「クルミ…」

「も、もう、私のことなんて何とも思って無いんだなって分かったの。」

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