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少年探偵事務所

第3章 灰音、絶体絶命!!

「どうしたの?」

美奈が聞く。
「何でもないよ。」

無理に笑顔を作って言う。

「その割には顔色が悪いぞ。」

純が言う。

「別に。ちょっと用事を思い出したから行ってくるね。遅くなると思う。」

そう言って出ようとした柊一に美奈が聞いた。

「柊一、灰音は?」

「え?あっ。き、今日は体調不良で休むって。」

苦し紛れに言い、バイクに乗り柊一は倉庫に向かった…。


「町はずれだな。廃倉庫は…。」

着いたところでメットを脱いで言った。

「まさに人目につかない絶好の場所…、か。」

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