約束〜またいつか〜
第1章 一章 幸福と期待
「あたしに指図すんじゃねぇ。」
峡が言葉をいい終わる前に
捨て台詞を吐きあたしは
そのまま家に帰った。
家に帰ると合格祝いの
たくさんのごちそうが並んでた。
峡の言いかけた言葉を
気にかけることもなく。
あたしは絶対そんなヘマを
やらかしたりしない。
あたしは安く身体なんて売らない。
卒業まではたまに学校サボったり
思い出作りを楽しんだ。
そして峡とはあの後連絡をとらず
都会へとあたしは足を運んだ。
まさかあたしがこれから
歩んでいく道がこんなにも
複雑になるなんて思ってなかった
そしてあの意味をよく知ることに
なるとも到底予想してなかった。