
姉さんは僕のお人形
第3章 欲求不満
ーー資料室ーー
「ふうっ…重かった~あ、冷くんありがとー!」
資料を机の上に置き、こちらに笑顔を向ける彼女
自分がおかしい
汚い感情が…渦巻いている
今、僕に笑顔を向けている彼女…
抱きしめて、キスしたらどんな反応をする?
僕は…やっぱり変態だった
欲求不満なんだ。優斗と姉さんを見てイライラしたのは
羨ましいから。優斗は、姉さんとはキスまでいったと言っていた。僕はそれが羨ましかった
自分も…したいなんて…
バカな事を…
でも、理性はそろそろ限界のようだ
「…!きゃっ…れ、冷くん!?」
