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姉さんは僕のお人形

第9章 僕だけのモノに…





ー次の日ー

【麗奈side】

嬉しい。すごく嬉しい
冷くんが、私の事を好きだと言ってくれた。
兄弟ではなく、恋愛として…

キスもしてくれたし…
今思えば、すごく恥ずかしい
私、どうしちゃったんだろう。
基本、男子とは距離を置いて過ごしたいと思っていた。
だけど、冷くんといると…
そんな気持ちにならない。
ずっと側にいたい。
もっと名前を呼んでほしい。
「麗奈」って呼ばれた時、すごく嬉しかったんだから…

私も早く、「冷」って呼ぶ事に慣れなきゃ…



そんな事を考えながら、私は一人で学校に向かっていた。
冷くんは、私が起きた頃にはいなかった。
お母さんに聞くと、先に家を出たらしい。

一人で歩くのって、こんなに寂しかったっけ?
毎日二人で行っていたから、わかんなかった。




「麗奈ちゃん、おはよう!」
「…っ、あ、結衣…」

ポンと肩を叩かれ振り向くと、
結衣が笑顔で立っていた
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