
姉さんは僕のお人形
第3章 欲求不満
「ごめん…」
資料室を後にした僕は、彼女に謝った
いくら自分が欲求不満だからって、彼女で発散させようとしたのはさすがに悪いと思ったからだ
「き、気にしないで…?ちょっとびっくりしたけど…
男子って、そういう事したがる年だもんね」
「あのさ…君の名前は?」
「結衣!白石結衣だよ~」
「結衣って呼んでいい?」
「もちろん!」
結衣が優しい性格で良かった…
普通のうるさい女子だったら、すぐ泣いて
友達呼んで、「こいつが変な事してきた!」なんて騒ぎ立てるんだ
とりあえず良かった。
キスも経験出来たし
姉さんは…キスの時緊張しなかったのだろうか?
ふと、気になる
そして、次の日
全てを狂わせる出来事が起こる
