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姉さんは僕のお人形

第6章 レナとレイ。二人で一つ



ーー次の日ーー

「…じゃあ、行ってくるね。姉さん」

僕は姉さんの部屋から出た
昨日の夜は、姉さんの部屋で過ごした
夜、寝ようと思い部屋を出ようとした時、
姉さんに引きとめられた

「冷くん…今日だけ、一緒にいて…?」

姉さんの潤んだ瞳には、逆らえなかった
その後、姉さんはしばらく泣いていた
僕はずっと姉さんを抱きしめていた
やっと姉さんが、僕に本音を出してくれたようで
嬉しかった。
姉さんはいつも、僕に気を使って、
泣いたりはあんまりしなかった
でも、今は…

大丈夫だよ、姉さんは泣いていいんだ
僕が全部受け止めるから

そして、姉さんを泣かせた輩を…
排除する

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