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刻々と…

第4章  距離



「ん~満足満足!美味しかったね~!」

「はい!美味しかったです!」




食事で暖かくなった体は

冬の夜の厳しい空気を

ほんの少しだか緩やかにしてくれた




歩く度に足元で雪を踏みしめる音が聞こえる


サク…サク…



「弥生ちゃんさぁ…」



サク…サク…


「はい?」


サク…サク…



「俺のせいで彼氏と何かあったよね?」


サク…





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